JAグループの仕組み

JAグループとは

JAグループとは、日本の農業協同組合(JA)が中心となって組織された、農業、くらし、地域を総合的に支える組織の集合体です。
JAグループは、農業者の経済的な安定と生活の向上を図り、ひいては国民の食料の安定供給に貢献することを目指すとともに、豊かな地域社会の実現に寄与することを使命としています。
農業者のための組織であると同時に、地域社会を支える重要な役割を担っており、農業、くらし、地域を総合的に支えることで、持続可能な社会の実現を目指しています。

そのためJAグループは、『市町村のJA』、『都道府県の連合会』、『全国の連合会』という3つのレベルで構成されており、それぞれの組織が役割分担しながら、日本の農業や地域を支えています。

JAグループの構成

JAグループ山口におけるJA山口信連 図

JAグループでのJA山口信連の役割

JAグループは、農業者の経済的な安定と生活の向上を図り、ひいては国民の食料の安定供給に貢献することを目的としています。
JA山口信連は、信用事業を行う都道府県段階の連合会として、JAの事業運営をサポートする県域機能を発揮するとともに、「JAバンク山口」としてJAと一体となって、組合員や地域利用者、企業などの皆さまのお役に立つ金融サービスを提供しています。
また、JA山口県をサポートし、JAへの金融支援・事業推進支援、地域経済の発展貢献等を行っています。

お預かりした貯金の流れ

組合員・利用者の皆さまからお預かりした大切な貯金は、JAを通じて、どのように活用されているのでしょうか?

まず、皆さまがJAに預けてくださったお金は、JAの貯金として扱われます。
お預かりした貯金は、主にJAが組合員の方々への個人向け融資に活用されます。これは、農業経営に必要な資金や生活資金など、組合員の皆さまの様々なニーズに応えるためです。

JAでは、融資して残る資金の大半をJA山口信連に預け入れし、JA山口信連はその資金を、地域の農業法人や企業への融資、金融市場における有価証券などへの投資による資金運用に活用します。
これにより、地域経済全体の活性化に貢献するとともに、JAグループ全体の収益基盤を強化します。
JA山口信連で運用された資金は、さらに大きな規模で運用するために、農林中央金庫に預けられ、国内外の有価証券への投資や、市場性金融商品への投資など、より大規模かつ多様な金融商品に投資を行います。

お預かりした貯金の流れ 図

このように、お預かりした貯金は、JA、JA山口信連、農林中央金庫と段階を経ながら、様々な形で運用されています。それぞれの段階で、以下の目的を達成するために活用されています。
当会は、利潤の追求を最終目的とする企業とは異なり、協同組合として、組合員である皆さまの利益を最大限に図ることが使命です。
お預かりした貯金は、組合員の皆さまの生活や農業経営に貢献するために、安全かつ効率的に運用されています。